積立NISAの7つのデメリットを徹底解説します!
こんにちは!ニタマサ=NewM(@NewM07x2)です。
本記事では
積立NISAを始めたいけど、何かデメリットはあるのだろか?できたらやる前に検討したいから、知りたいな。
経験談も踏まえて教えて欲しい。
といった疑問に答えます。
そもそもNISAって何?
って方もいるかもなので、簡単に解説します。
NISAとは
「少額投資非課税制度」と呼ばれるものです。
これは毎年一定金額の範囲内で一定期間に購入した金融商品から得られる利益が非課税になる制度です。
要は、税金がかからない制度です。(ほんとオススメです)
まだ、よくわからない方や投資初心者の方は是非以下の記事もご覧ください。
『一般NISAとつみたてNISAに違いについて | NISAを適切に選ぼう』
本記事ではNISAの中の積立NISAのデメリットを余すことなく解説していきますので、是非参考にしてみてください。
目次
積立NISAデメリット1:決められた商品しか購入できない
1つ目のデメリットは積立NISAは決められた金融商品しか買うことができないです。
そもそも積立NISAで購入できる商品は金融庁の基準をクリアしたもののみで構成されていて、現在で約165本あります。
これらの商品は手数料が安く、比較的にわかりやすく、初心者にとっては良い商品です。
国が推奨している商品ということもあってよくわからない商品とは違い、安心感がありますね。
ですが、これらの商品を買えば必ず儲かる、というわけではありません。
場合によっては、積立NISAの対象外の商品のほうが大きく値上がりすることもあります。投資なので何が上がるかは誰にもわからないです。
積立NISAデメリット2:元本割れの可能性あり
デメリット1でも書いていますが、積立NISAは、金融庁の基準をクリアしたもの商品を購入する”投資”です
投資は、元本が保証されていません。
お金は、増える可能性もありますが、減る可能性もあります。
元本が保証される投資に関してはあるはあるので、興味があったら以下の記事もご覧ください。
『安全にお金を増やす方法 | ローリスク・ローリターン』
お金が減る可能性ですが、短期投資の場合は減る可能性が高いです。
NISAは元は長期投資なので、長く持つことが前提とされています。
僕も積立NISAを利用していますが、元本割れと言っても-2000円程度です。
ですが、すぐに売ったりするわけでもないので、様子をみていたら、+50000円程度になりました。
積立NISAは投資金額が比較的にほかと比べて低いので、いきなりウン百万のマイナスとなることはまずありえないです。
積立NISAのデメリット3:損益通算ができない
個人事業主とって重要な”損益通算”ですが、積立NISAではこれができません。
”損益通算”とは投資で出た損失を、別の利益と差し引くことです。
例えば、株Aで100万円の利益を得ていて、株Bで50万の赤字だとします。
このとき、
100万円(黒字) − 50万(赤字) = 50万(損益通算)
として、確定申告することで総利益を合算することができます。
これは、年間に払う税金を低くするメリットもあります。
ですが、積立NISAではこの”損益通算”ができないので、注意が必要です。
積立NISAのデメリット4:繰越控除ができない
通常、損益通算で損失を引ききれなかった場合、余った損失をその年以降の3年間に繰り越し、利益から差し引くことができます。
これを”繰越控除”といいます。
例えば、株Aで10万円の利益を得ていて、株Bで100万の赤字だとします。
このとき、
10万円(黒字) − 100万(赤字) = −90万(損益通算)
この時点で、損益通算が−90万となり、今年度の利益は0です。
そこで、余った損失(−90万)を来年以降の3年の間、損益通算することができるのです。
損失があまりにも大きかったときなど、3年もの間税金の負担を減らせるありがたい制度です。
ですが、つみたてNISA(積立NISA)ではそもそも損益通算ができないので、繰越控除ができないのです。。。
まだ、現状の制度での話ですので、今後変更される可能性はあります。
積立NISAのデメリット6:所得控除の対象にならない
積立NISAには”所得控除”がありません。
”所得控除”とは購入金額が課税対象から外れるといったものです。
会社員でいうと、生命保険などが対象になりますね。
この”所得控除”をうまく利用すると所得税や住民税が軽減できます。
節税しつつ長期投資ができる制度として、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)が有名です。
iDeCoに関する記事は以下になりますので、興味があったらご覧ください!
『iDeCoって何? | iDeCoで節税をしよう! 』
iDeCoでは、購入金額がすべてが”所得控除”の対象になります。
積立NISAのデメリット7:非課税期間が終了後、課税口座に自動的に移動
積立NISAの非課税期間は20年間です。
そのため、購入してから20年以内に売れば、利益に税金は一切かかりません。
ですが、20年を超えて売らずに保持していた商品は、課税口座に自動的に移されてしまいます。
このときの商品は「課税口座に移動したときの価格で取得した」という扱いになります。
例えば、A商品を100万で購入し、20年後に50万になったとします。
ここで、50万は課税口座に自動的に移されるのですが、ここで保持している商品Aは「50万で商品Aを購入した」という扱いになります。
その後、商品Aが100万に元に戻った時に、50万が”利益”と見なされ、課税対象になってしまうのです。
以下の図を用いて解説すると、赤枠で囲われた50万に対して税金がかかるイメージです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では積立NISAに関してのデメリットのみを解説しきました。
積立NISAにデメリットを要理解した上で、もしNISAに興味がありましたら、是非以下の記事もご覧ください。
『一般NISAとつみたてNISAに違いについて | NISAを適切に選ぼう』
『NISAにオススメ証券会社 | 証券会社の決めては手数料』
『積立NISAの7つのメリットを徹底解説します!』
ここだけの話、投資に関しては”絶対”はないので、銀行の窓口やフィナンシャルプランナーなどの口車に載せらせないように注意をしてください!
ちなみに私(ニタマサ)はただのSEなので、みなさんと同じ立場の人間です。
もし、この記事に関して分からない事や質問がある場合は、お問い合わせページまたはTwitterのDMまで連絡を頂ければと思います!!!
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では!See you again!(´∀`)